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ゲームとか諸々のレビュー

01:ゼノブレイド2

クリアタイムは70時間弱

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自分が初めてプレイしたゼノシリーズは2015年のクロス発売前にゼノブレイド(以下無印)をプレイしたのが最初でした。

学生の頃はそこそこRPGをやっていましたがそれもネットゲームの台頭でプレイする本数が減り手に取る頃はほとんど家庭用ゲーム機を距離を置いていました。

プレイしてそのストーリーに圧倒されたのは記憶に新しいのですが、期待したクロスがストーリーがイマイチだったので少し残念でした。

無印が2010年。クロスが2015年なのでクロスを終えた後は「あと五年ぐらいは待たなきゃいけないかな」と思っていました。

なので2017年のダイレクトでゼノブレイド2が発表されたのは嬉しかった。

 

そういった経緯でゼノブレイド2。プレイしていました。

 

ストーリー

かなり子供向けになったかなといった印象。

少なくとも無印の頃に感じた一つのムービーで二転三転と次々と謎が明らかになりカタルシスが味わえるモノではなかったです。RPGや物語に触れるのに慣れている人を満足させる所まではいかない。

今作はノポンも物語にガッツリ絡んでくるのが子供向けの印象がする一つのポイントですかね。

無印やクロスでもノポンは出てきますが。マスコット的なイメージが強くシリアスな展開に対する小さな癒し的な要素だったのですが、今作。ノポンがマスコットからそれなりのキャラクターにまで立場が上がっているのでプレイしていてよく言えばコメディ要素。悪く言えばおふざけ要素が強く。シリアスな展開を望む自分にとっては期待外れでした。

 

マップ

今作もよく出来てます。

雲海の満ち引きやフィールドスキルで行ける場所が増えるのは黄金の太陽エナジーを思い出しましたね

前作、ゼノブレイドクロスでは見える場所にすべて行けたのですが、今作は操作して少しすればクロスほど自由に歩き回れるわけじゃないのはわかったのでその代わりなのかフィールドスキルで追々いけるであろう場所が散りばめられています。

ダンジョンのボス部屋とは違う脇道に何かあるが今は行けないみたいなギミックですね。

クリア後はおそらくコレを潰していくのが主なコンテンツになると思います。

 

バトル

RPGといえばバトルですが、今作もよく出来ています。

ただし今回のバトルの要であろうフュージョンコンボのチュートリアルが作中で一度しか見れないのが少し残念でした。

説明がされる頃には満足にブレイクからつなげてスマッシュまで持っていけない人がほとんどじゃないんだろうか

ただコレは後述のブレイドと関係するので一概に悪いとは言えないんです。

あとモノリスソフトは3作やってきましたが世界観とバトルシステムをつなぐのが上手い。

無印も完成度高くてコレより良いものは作れないだろうと思いましたが今作もかなり良くてどっちが良いと一概には決められないんです。

個人的に一番面白かったのが悪臭というバッドステータスです。

今作はドライバーと呼ばれる操作キャラクターとブレイドというドライバーに力を供給する存在が3組の系6人で戦闘するのですが、ドライバーが悪臭状態になるとブレイドがドライバーからメッチャ遠ざかるんです。遠ざかると力の供給が疎かになるのでできるだけドライバーは近づきたいんですがあんまり近づきすぎるとまた逃げられて・・・ってちょっとしたイタチごっこになってしまい中々辛い(精神的にも(笑)

結構こういった世界観特有の状態異常みたいなのはあるのですがそれが結構よく出来ていて面白かった。

 

ブレイド

 

ゼノブレイド2がゼノブレイド2であるための要素。

このブレイドはゲーム内のアイテムを使ってランダムに仲間になるのですが、何を仲間にしているかでかなり難易度やできる事が変わってきます。

まず、ブレイドによってロール(役割)が違います。

レアブレイドはこのロールが完全に固定なので誰と同調しているかでドライバーを防御型にするかアタッカーにするかヒーラーにするかなどプレイヤーによってかなり個性が出てきます。

また、戦闘中にドライバーに供給するバフの種類やフィールドスキルも違うので組み合わせ次第では終盤にいけるであろう場所に序盤から踏み込めたりもできそうなので人によってはめっちゃ有利に進められたりめっちゃ苦労したり・・・自分は斧のアタッカーブレイドがなかなか出てくれなかったのでライジング状態にできない期間が長くてブレイクからスマッシュまでの流れを達成するのがかなり遅かったです。

ただこういうランダム要素は今の時代結構良い事なのかもしれませんね。

 

動画映え

 

ランダム要素であるブレイドのおかげでかなり動画映えすると思います。

自分の時は〇〇だったけど他人のプレイは◇◇だったり▽▽だった。

まぁ行っちゃえばガチャ要素なんですが、人と違う要素って結構同じゲームでも面白いんですよね。実況動画とかがたくさん投稿されるようになった今だからこその要素ですね。

 

 

思った以上にストーリーは盛り上がりませんでしたが、元々アニメっぽいキャラデザになったりで自分はそんなに大きく期待から外れたって印象はないんですが無印を超えてほしいと思っていた人達からしたら期待外れに終わってしまうのではないでしょうか。

でもこの手の「前作越え」はシリーズを重ねる後とにキツくなっていくと思うんですよね。

一つ良いストーリーのモノを作ってしまうと後の作品が微妙なモノになっていくのは日本のRPG有る有るで実際は面白いモノができていても霞んでしまう・・・といった事がよくある事なんですよ。

そういう意味ではゼノブレイドの看板を捨てても良いんじゃないのか?とは思うのですが、それは流石に大人の事情で厳しいのでしょうね。

とはいえ全体としてみれば良く出来ているゼノブレイド2でした。

また少しづつ追加コンテンツもあるみたいなので少しづつ長く楽しめそうで嬉しいです。個人的には後日談が欲しいなぁ・・・。